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2009-05-15(Fri)

音楽療法士を目指して2

今から14年程前に、ダルクローズ リトミックという音楽教育法を本格的に学び始めました。

前回の自然環境教育でも体を感じることが大切という話をしましたが、今回のダルクローズ リトミックも体を感じことを大切にしている教育方法で、音楽教育方法です。

リトミックというとご存じの方は、幼児向けの音楽教育と思われるかもしれませんが、リトミックの創始者ジャン・ジャック=ダルクローズ(1950年没)は、幼児から大人まで、さらには障害のある人々等幅広いひとを対象にしていました。

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リトミックは、先生の奏でる即興音楽を体で感じて、音楽を体の動きで表現します。

ダンスのように振り付けを動くのではなく、ある枠組みの中で内側で感じたことを腕や足で表現していきます。

内側で感じたことと書くと、難しく聞こえてしまったかもしれませんが、音楽の感じが優しい音楽なら優しい動きで表現し、音楽が強く元気な音楽なら大きく動かす等します。

音楽教育家の方には、私は耳を拓く素晴らしい教育方法と紹介したいです。

体全体を使って表現するので、私はピアノを小手先だけで弾いていた時には得られなかった様々な気づきを得ることが出来ました。

私の教えていたピアノの生徒達にリトミックを取り入れてレッスンをすると各段にピアノが上達しました。

私のリトミック体験では、音楽のダイナミズム、呼吸、情感等を全身で感じ、それらを内側で感じるままに体を動かすと、自然に全身の筋肉が整ってくるようで、音楽の情感と体が一致してきてとても心地よかったです。

また、仲間と輪になったり、アイコンタクトしたり、背中合わせになったりと、美しい音楽と体を伴って遊ぶことも楽しくとても心地よかったです。

そして、体と感情と思考がまとまってくるように感じました。

当時化学物質過敏症とは気づきませんでしたが、頭痛がしたり、時折足等の感覚が希薄になりがちの私は、リトミックで脳神経系がリカバリー出来るようにも感じていました。

リズムを足で表現(ステップを踏んで歩く)するだけで、生理時のひどい頭痛等も和らぎ、気分も明るくなりました。(この頭痛は後にNAETで生理用品の化学物質が原因とわかり治療しました)

私みたいに頭痛がない人でも皆、リトミック後はとても気分がよくなっているので、本当に音楽療法だと感じました。

先の記事に書きましたが、リトミックを発達障害児向け等の音楽療法の現場で扱うこともあります。

発達障害児の場合はコミュニケーション力がついて関係性が改善される等の変化もあります。

これら様々な改善がなぜおこるのか、とても知りたくなりました。

そこで、色々な音楽療法の先生に(リトミック以外の音楽療法の先生にも)聞いてみましたが、音楽はミラクルだからというような答えしか返ってきませんでした。

もちろん、音楽療法の勉強で心理等の勉強は無いわけではないのですが、私が求めていたのは、音楽を扱う時の先生と参加者の体の動きと情動、コミュニケーションの仕方が精神状態に与える影響について=「体の動きと心理」でした。

リトミックの古い外国の音楽療法について書かれている論文には、音楽と体と心理的なことについて触れているものもあるのですが、日本でそれを研究している先生はいらっしゃらないのです。

音楽療法の中では答えに出会えませんでした。

その答えをあきらめられなかった私でしたが、それから何年もたった後に、ボディサイコセラピーに出会えました。

ボディサイコセラピーは、まさに「体の動きと心理」を扱った療法でした。

それを丁寧に学んで、リトミックや音楽療法において、心身の症状の改善に何が作用しているのか、私なりに考えがまとまりました。

これらをちゃんと臨床研究して論文を書けたら、音楽療法学会認定の音楽療法士になれるのかも…と実は思っていたのですが…化学物質過敏症が進行して以降、全く音楽療法の場から離れてしまっています。

機会があれば書いてみたい論文のちょっとネタバレ(?!)になりますが、少し紹介してみます。

ボディサイコセラピーでは、ひとと関わる時の境界感覚(健康的な関係性を築くのに必要)や、感じられる感情の量や質(感情の豊かさと言ったらいいかもしれません)というのが、筋肉のトーナス(質)と関わりがあるといいます。

豊かな感情と筋肉の状態質が関係しているということは、もしかしたら目からウロコかもしれませんね。

ただ、化学物質過敏症のひとは誰よりも一番リアルに体験していることかもしれません。

私の経験では化学物質過敏症が進行した後で、何かに暴露して全身の力が入らなくなった時=筋肉のトーナス・質が伸びきってしまう時に、体・筋肉のコントロールが難しくなるだけでなく、健常者のような感情状態でなくなったり、関係性の距離感覚が以前と同じようになぜかうまく出来ないことがありました。

私はボディサイコセラピーの勉強をする中で、これらを改善していく機会に恵まれました(もちろん+NAETの力も借りました)が、今回は音楽療法の話なので、ボディサイコセラピーについては、またの機会に本の紹介など含めて書いてみます。

リトミックでは、即興音楽を聴きながら感情とつながって自然に筋肉の微妙なコントロールが出来るようになり、筋肉のトーナス(質)が少しずつ整ってくるのではないかと私は思いました。

また、リトミックで発達障害児のコミュニケーション力が育つのは、単に体を振り付けのように動かすことはせずに、安全で楽しい他者との即興的な遊びの中でちょうどよい筋肉の使い方や色々なコンタクトが自然に学べ、体の境界感覚が育ち、よい関係性を学ぶことができるからではないかと、私は思いました。

また、即興音楽は今ここの体験です。体を伴う今ここ体験は、現実を生きていくのにとても大きな力になるでしょう。

また、発達障害児のリトミックでは、想像したりファンタジーの世界へ音楽で誘います。

想像は人生の創造性につながります。

また、わりと最近に出会った他の音楽療法の勉強(またの機会に紹介します)で学んだのですが、(リトミックに限らず)リズムはセロトニンととても関係があることが研究されています。

セロトニンは神経伝達物質のひとつで、少ないとウツになったり痛みを感じるようになったりすると伺いました。

神経伝達物質がうまく機能していない状態が、音楽によって改善されるので、様々な心身の状態の改善がみられるのではないかとも思いました。

リトミックは楽しく美しい即興音楽の中で、思考と感情と体のつながりを取り戻せ、生きていくのに必要な様々な力を育むことが出来ると思います。

そんなわけで、当初私は、自分の心身の健康のためと思って勉強を始めたわけではなかったけれど、初期の化学物質過敏症だった私には、まさに症状が軽減できる音楽療法体験になりました。

生理時のひどい頭痛(生理用品の化学物質が原因)がリトミックで改善されたのは、リズムでセロトニンがたくさん出たからだと今は思います。※

とはいえ、化学物質過敏症を知らずに原因物質を取り去る(自宅建材と家具類と周辺農薬環境等)ことをしなかった私は、悪化の一途を辿り、ついにはピアノに近づくことさえ出来なくなってリトミックや音楽療法の勉強も出来なくなりました。

(ピアノは、接着剤を使うから板があのような曲線な形になるのですし、ピアノにつきものの防音室は揮発性化学物質のかたまりなのです。)

化学物質を除去する生活をしながら、リトミックを音楽療法として体験したら、快復の助けになったかもしれないなと思います。

そんなリトミックですが、残念ながら、大人向けの教室はほとんどないようです。(あっても、幼児向けリトミック教育指導者養成コースだったりします。)

私は、化学物質過敏症が進行する前に、高齢の健常者のためのリトミックを取り入れた歌のクラスを指導したことがあります。

歌う時に、体に意識を向けただけで(声楽指導のような感じではなくて、個々人の人生の豊かさに触れるように体に意識を向けてもらいます)、参加者の皆さんの表情が自然で生き生きした表情に変わり、エネルギー溢れてかつ美しい声になりました。

ハートと結びついた腕の動きやキラキラと輝いた目がとても印象的でした。

いつか再び、大人向けのリトミックを取り入れた教室が開けたらなあと思っています。


※ セロトニンについて、化学物質過敏症が進行してからは、たくさん出れば痛みが緩和されるとはならなくなりました。私はセロトニンにもアレルギーがあった(セロトニンが機能しない)のです。今はNAETで治療済ですが、別の機会にそのあたりの体験を書こうと思っています。


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プロフィール

ひろって

Author:ひろって
化学物質過敏症をNAETで治療を受けている、日本ではパイオニア的患者だと思います。

外出するのも、家にいるのも困難だった私が旅先で倒れて、偶然出会ったNAET治療。たった15分の治療で、原因の香水の反応から開放されました。

以後治療を受け続け、引越もリフォームもせず、家具等を捨てる等もせず、今までの環境のまま、ほぼ普通に過ごせるようになりました。

(現在は、治療受けることをお休みしております。)

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